透んだもの
4月から怒濤ふた月がおわり、久しぶりにゆったりとした午前中を過ごしました。
季節は冬からもう初夏へ。たまっていたお洗濯物を一気に干して。
気付けば独立してもうすぐ丸4年。あっという間な、でも長かったような。
最近のテーマは透(す)んだもの。
(透む、というのは造語で、でも間違いから生まれました。)
透明なもの。
こぎん刺しは布に+αをする技術。
欲張ると、濁ってしまう。
手を加えてなお透むもの。
きっとこれからのテーマ。いやずっと、一生のテーマかもしれない。
会期中はずっとそんなことを考えていました。
受注会も無事に終わりました。
思えばなんて贅沢な時間だったでしょう。
自分のお仕事、好きなものを100%の純度でお伝えできたのですから…。
そしてこれからもっと楽しみな時間が始まります。
またじっくりと制作の日々です。
使ってくださる方・着てくださる方を思い浮かべて。
みなさまに、心からの感謝を。そして喜びをもって制作を続けたいと思います。