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角舘こぎんの夕べ 最終夜

こんばんは。Day art challenge 5、早いもので今晩が最終夜となります。

何やら緊迫して終わった前章ですが、今回はゆったり肩の力を抜いてお聞きください。 それでは角舘こぎんの夕べ最終夜、始めます。 前章ではこれまでのこぎん刺しを振り返りました。そしてこれからどうなっていくかを考えました。 今回は、この私•角舘はどうするか、どうしていくか。それをお話できたらと思います。 <角舘のこれからのこぎん> 前章でお話ししたように、角舘のこぎんは徐々に原点へ返って行きそうです。 原点とは、古いものを重視したこぎん刺しのことです。 私はそのデザインの踏襲と、それらの見せ方を考えていきたいと思っています。 でも実は、これは基本的で、当たり前のことなのだと思います。 基本的で当たり前のことを表現するー“standard”のこぎん刺しー、 このことを、その大切さをもう一度じっくりと考えていきたいです。 それができて初めて、模様や配置をくずしたり、自分を表現できるのではないでしょうか。 これが5日目にしてたどり着いた答えです。 こぎん刺しは誰でも気軽に始められるし、比較的自由に応用できる技術です。 しかしだからこそ、基本と知識がしっかりと必要なのだと思います。 そしてそれを、作家活動をしながら、伝え広めていけたらと強く思います。 この5日間、考えたり書いたり消したり、確かにかかった時間はありますが、それ以上に得たものが大きかったように思います。改めて、読んで下さった皆様、チャレンジに指名してくださったこひろさんに感謝を申し上げます。 どうもありがとうございました! ところでこのチャレンジ中、ある夜中に作業をしていてふと思いました。気付くとアイロンやアイロン台、針、糸、布に囲まれていました。そんな時この姿を15歳の頃のわたしに見せたらどう思うかしら、と…。 あのころ部活に明け暮れていた15歳のわたし(将来のことなどこれっぽちも考えていませんでした。その代わりに一日中跳んだり走ったりしていた。笑)は、最初はびっくりするでしょう。けどきっと心から喜ぶと思う。 何かに夢中になってそれを一心に行えている…それは本当に幸せなことだと言ってくれると思う。 もしかしたら、今の私は15歳のわたしに弱音を吐くかもしれない。でも15のわたしは「自分で決めたことでしょう!だったら最後までやりなさい!」と一喝するのだろうな…。 そんなことを考えました。 以上、全5日間、Day art challenge〜角舘こぎんの夕べ〜これにて“完”です。 皆様、お付き合い頂きありがとうございました。 それから今度、原宿•同潤会さん2Fにて2月20日から22日まで展示会をします。お近くの方、また、近くへ立ち寄られた方ぜひお越し下さいね。青森の若手工芸家たちが、力作を携え皆さんをお待ちしております。 https://www.facebook.com/pages/津軽伝統工芸マーケティング促進研究会/387486458019077 作品画像解説 最新作です。大学の卒業制作で作った模様をそのままに、藍地に未晒の糸で刺しました。 まずは自分の原点から、そんな気持ちで制作しました。今度の展示会へ出品予定です。

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