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あるいは月蝕

  • 執筆者の写真: Noriko Kakudate
    Noriko Kakudate
  • 2014年10月8日
  • 読了時間: 1分

”陸上はなぜむずかしいか?

それは誰でも投げられるし、走れるし、跳べるからだ”

陸上部時代とある先生が言った言葉。

なるほどと思った。

そのまま言い換えられる。

”こぎんはなぜむずかしいか?誰でも刺せるからだ”

言い直すと、“こぎんを続けるのはなぜ難しいか?”

かも知れない。

こぎん刺しの定義はあいまいであるし、良し悪しは完全に個人の好みに裏付けられる。

その中で、プロもしくは作家かどうかという区別はつけられるだろうか。

***

私はこの仕事を始めた時、自由を手に入れる代わりに生死を手放したのだと思った。

それはゆっくりと確実に、もちろん平等にやってくるのかもしれない。

けれど、さえぎるものが無くなったのだと思う。ふきっさらしの野原に独りで立っている。

だから日々は美しく、制作は尊い。

野山はかけがえがなく、愛犬はいとおしい。

そこに思案はあるが、苦悩は無い。

苦悩の強要は意味が無いし、それに共感はできない。

私はわたしが美しいと思うこぎんを作っていく。

そして月の満ち欠け、あるいは蝕のように、移り変わる日々を。

それはやはり生きるために。

作家紹介をして頂きました♪♪→http://www.kouboukaranokaze.jp/d-voice/3041/

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